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教職員の働き方をDXする校務支援サービス、KDDIとモチベーションワークスが提供

 KDDIとモチベーションワークスは8月31日、教職員の働き方をDXするクラウド型校務支援サービスの提供を開始した。提供料金は、生徒1人あたり月額330円。

提供イメージ

 クラウド型校務支援サービスは、モチベーションワークスが提供するフルクラウド統合型校務支援システム「BLEND」と、KDDIが提供する「KDDIビジネスオンラインサポート」「KDDI Business ID」をセットにしたもの。マルチOS・マルチデバイス対応で、国内の公立・私立の保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、専修学校、大学に向けて提供される。地域や学校それぞれの方針、あるいは基準に合わせてシステムをカスタマイズできる。導入する教育機関に向けて、専任の担当者がチャットツールやオンライン会議ツールなどを用いてサポートする。

 KDDIとモチベーションワークスによれば、文部科学省のGIGAスクール構想で生徒側のICT環境の整備は進んだ一方、教職員の環境はまだ道半ばという。たとえばテレワーク環境も未整備のところが多く、生徒の出欠や成績の記録、帳票など、学校での業務(校務)が紙で運用されている。そうした環境を改善する取り組みとして両社では、新たなソリューションを提供することに至った。課題のひとつであるスマートデバイスのID管理も「KDDIビジネスオンラインサポート」「KDDI Business ID」などを組み合わせて一元的な管理を実現していくという。