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24日のKDDI通信障害、原因は音声用設備の故障――最大で8.3万人に影響

 KDDIは、8月24日21時ごろに発生した通信障害について、原因は音声用PGWの設備故障だったと発表した。現在はすでに回復している。

 音声用PGW(Packet data network Gateway)と呼ばれる、音声網に接続するための機器が故障したことにより、一部エリアで音声通話が利用しづらくなった。故障した設備をネットワークから切り離したことで回復した。

 影響を受けた地域は東日本エリアで、北海道、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県、群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県、山梨県。のべ影響数は最大で8万3000人にのぼった。

 影響を受けたサービスは、au、UQ mobile、povo、KDDI回線によるMVNOの音声通話、ホームプラス電話、ホーム電話、SMS送受信。データ通信に影響はなかったが、緊急発信も利用できない、または利用しづらい状況だったという。

 同障害は、24日21時13分ごろに発生し、21時58分に解消した。引き続き音声通話が利用できない場合は、端末の電源や機内モードのオンオフ、ホームプラス電話では専用アダプターのコンセントの抜き差しを試すよう案内している。