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災害時の情報取得メディア、全世代ではテレビが最多、Z世代ではTwitterが最多――ミドリ安全が調査

 安全靴や作業着を手掛けるミドリ安全は、9月1日の防災の日に向け、災害時の情報取得方法やフェイクニュースへの接触実態に関して調査を行った。

 全国の18~76歳男女を対象に、インターネットリサーチが行われた。有効回答数は1000件。調査時期は2022年7月22日~2022年7月29日。

 回答者の年代は、Z世代(18歳~27歳)、ミレニアル世代(28歳~42歳) 、ジェネレーションX(43歳~57歳)、新人類・ベビーブーマー(58歳~76歳) が各250名、男女は各125名となっている。

災害時の情報取得メディア

 災害時の情報取得メディアに関する設問において、全世代で最も多かった回答は「テレビ」「ヤフーニュースなどのポータルサイト」「Twitter」と続いた。Z世代ではテレビをTwitterが上回る結果となった。

災害情報が早い・信頼できるメディア

 災害情報が早いと思うメディアに関する設問において、全世代で最も多かった回答は「テレビ」「Twitter」「ヤフーニュースなどのポータルサイト」と続いた。Z世代では「テレビ」を「Twitter」が大きく上回り、「YouTube」が3位となった。

 災害情報が最も信頼できるメディアに関する設問において、全世代では「テレビ」が最多となったが、Z世代ではテレビをTwitterが上回る同様の結果となった。

災害時に最も繋がりやすいと思うSNS

 普段SNSを利用していると回答した890人を対象に、災害時に最も繋がりやすいと思うSNSを尋ねた。その結果、全世代で最も多かった回答は「LINE」「Twitter」「YouTube」と続いた。Z世代とミレニアル世代ではTwitterが最多となった。

 災害時に家族と連絡が取れるSNSに関する設問では、全世代ではLINEが最多となった。Twitterで連絡が取れると回答した人には若年層が多かった。

災害用伝言ダイヤルについて

 災害用伝言ダイヤルの利用率は、全世代で14.3%であった。若い世代ほど利用率が高かった。

 災害用伝言ダイヤルを利用したことがないと回答した857名を対象に、利用の仕方を知っているかを尋ねた。その結果、「詳しく知っている」と回答したのは全世代では2.8%にとどまり、「詳しくは知らず、緊急時にも使いこなせる自信はない」と答えた人が最多であった。

災害時のフェイスニュースについて

 災害時にフェイクニュースに騙されない自信があるかを尋ねた結果、42.6%が自分は騙されないと考えていることが分かった。「全く騙されないと思う」と回答した人の割合はZ世代で12.8%と、最多となった。

 災害時にフェイクニュースを信じた経験を尋ねた結果、全世代では31.4%がフェイクニュースを1度でも信じた経験があることが分かった。Z世代では、1回以上信じた割合は40.8%と最多であった。

 メディアリテラシーの教育やレクチャーの経験に関する設問において、全体の19.8%にレクチャー経験があることが分かった。若年層ほど割合は高く、Z世代では4割という結果になった。