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「e-Tax」でマイナカード読み取り回数が1回に、2023年1月から

 国税庁の「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」において、2023年1月から、マイナンバーカードの読み取り回数が1回で済むようになる。

 現在は、e-Tax登録情報の確認、電子署名の付与、e-Taxへのログインと、合計で3回のマイナンバーカードの読み取りが必要となっている。2023年1月からは、過去にマイナンバーカード方式で申告をしたことがあれば、e-Taxへのログイン時のみの読み取りで済むようになる。

 また、初めてマイナンバーカード方式を利用する利用者向けに、e-Taxログイン後の新たな本人確認機能が導入される。マイナンバーカードの署名用電子証明書(6~16桁のパスワード)を用いるもの。

 現在は、申告などのデータをe-Taxに送信するたびに、マイナンバーカードなどの電子署名付与が求められる。2023年1月以降は、事前に本人確認を済ませておくと、電子署名を付与する際のマイナンバーカードの読み取りが不要になる。

 そのほか、2023年1月からは、青色申告決算書・収支内訳書がスマートフォンでも作成可能になる。