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NTT、群馬と京都に一部部署を分散へ――本格実施に向けトライアル

 NTT(持株)は、地域への組織分散のトライアルとして、10月以降にも群馬県高崎市と京都府京都市に分散拠点を設置すると発表した。対象人員はおよそ200人。

 NTTグループが2021年9月に発表した「新たな経営スタイルへの変革」で示された「組織(本社・間接部門等)の地域への分散」の取り組みによるもの。対象となる組織は、一部を除いた経営企画部門と技術企画部門、総務部門で人員はおよそ200人にのぼる。

 NTTの島田明社長は、場所の選定について「首都直下地震や、新幹線でアクセスが良いところ、ということで高崎市と京都市を選んだ。京都は長く1000年続いた都で、それだけ災害にも強いと考えた」と説明している。

 今回はトライアルという位置づけで、組織分散による業務遂行、コミュニケーションにおける課題や対策の検証を実施。本格実施に向けた検討を進めるという。