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ソフトバンクG、Armの「英国上場計画停止」報道に「コメント控える」、孫氏のこれまでの発言は

 ソフトバンクグループは、英紙フィナンシャル・タイムズなどが「傘下のArm(アーム)が英国の株式市場での上場計画を停止した」と報じていることに対して、「コメントを控える」と回答した。

 ソフトバンクグループでは、2022年2月、NVIDIA(エヌビディア)によるArm買収を断念すると発表。2023年3月期中にArmの上場を目指すことがあわせて発表されていた。

これまでの孫氏の発言は

2022年2月、Armの上場方針が発表された際のスライド

 Armの上場方針が発表された同日の決算説明会で、代表取締役 会長兼社長執行役員の孫正義氏は、質疑応答でその上場先を問われると「おそらくNASDAQ(ナスダック)ではないか」とコメント。

 その後、5月の決算説明会では、上場時期を「近い将来」とするに留めて明確なコメントを避けたほか、状況次第で上場の時期を延期する可能性があるとした。

 また6月の株主総会では、「英国のさまざまな方から強いラブコールをいただいている」としつつ、米国からの引き合いもあり、まだ決めていないとしていた。