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「Android 13」は日本語関連に新機能、文節単位で折り返し、漢字変換前の検索も

 Google(グーグル)は、Androidの次期バージョンである「Android 13」で追加予定の多言語サポートについて、日本語に関連する新機能を開発者向けブログで公開した。

 「Android 13」では、日本語に関連の新機能として、日本語の文節を保ったままの折り返し処理が可能となるほか、入力中の文字列を変換する前に、アプリで変換候補を受け取りできる。

文節を保ったままで改行が可能に

 「Android 13」では、OSのTextViewに含まれる"lineBreakWordStyle"属性を"phrase"に設定することで、文節による改行を設定できるようになる。

 たとえば、「常に最新、最高のモバイル。Androidを開発した同じチームから。」という文章では、これまで文字数によって文節の途中でも折り返しがされることがあったが、Android 13では、アプリ側の指定により文節を保ったまま改行ができるようになる。

Android 12(画像上部)と、Android 13(画像下部)

変換候補の予測がアプリ側で受け取り可能に

 「Android 13」では、アプリ側から未確定の変換候補を取得できるようになる。

 たとえば、「かた」とひらがなで入力している途中に、「方」、「型」、「肩」、「形」、「カタ」の5つの変換候補を、アプリ側で取得できる。

変換する前にアプリ側で変換候補を取得可能に

 「Android 13」では、テキスト変換候補(Text Conversion Suggestions)を使うと、入力中の文字から単語を推測して逐語検索が行える。同機能を有効にするには、OSが「Android 13」であることのほか、最新版の「GBoard」アプリが必要となる。

 アプリ側での詳細な実装方法やサンプルコードについては、グーグルのブログに情報が掲載されている。