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お店のエアコンに5Gアンテナ内蔵へ、電気興業が実験

 電気興業(DKK)は、屋内での5Gエリア構築に活用できる「空調機内蔵アンテナ」を開発した。ダイキン工業の協力を得て大阪大学で実験する。

 3.4GHz~4.9GHz帯に対応する「空調機内蔵アンテナ」は、室内の美観を損ねることなく、天井へ埋め込むタイプの室内エアコンのコーナー部に、5Gエリア構築用のアンテナを配置する。もともとは、人感センサーなどオプションのための場所をアンテナ用に用いる。

 大阪大学とダイキン工業の包括提携によるスマートキャンパス化の実証実験として、箕面キャンパスに設置される予定。大阪大学では、NTTドコモのソリューションを活用して、屋内5Gを用いる新サービスや新アンテナの可能性が検証される。