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電気興業、自社開発のメタマテリアル反射板で5Gミリ波の反射実験に成功

 電気興業は、自社開発したメタマテリアル反射板を用いて、ローカル5G無線機から発信された28GHz帯の電波を、60メートル以上離れた場所で反射・方向転換させることに成功した。

 同社は今後、自社開発したメタマテリアル反射板および、それを活用したエリア設計コンサルティングソリューションのサービスを提供する。メタマテリアル反射板の普及により、ローカル5Gの利用場面が拡大する可能性がある。

 同社では、2019年から新規事業としてローカル5Gに取り組み、その一環として5Gの電波を効率的に反射させることで、電波の方向を変える機能を備えたメタマテリアル反射板の開発に注力したという。

 公開実験は、3月24日に開催された「ローカル5G実証実験公開イベント」で行われた。同イベントでは、ローカル5Gのミリ波帯が発信されており、同社が開発中のメタマテリアル反射板のプロトタイプを用いて、その効果を確認した。