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「Cloudflare」21日の障害原因を発表、「ユーザーが多い世界の拠点」で発生

 米Cloudflareは、現地時間6月21日に発生した障害について「耐障害性向上を図るための変更が原因」と説明し、あわせて「弊社のミスであり攻撃や悪意ある行為によるものではない」と発表した。現在はすべてのデータセンターが正常に動作していることを確認しているという。

 Cloudflareでは、過去18カ月間でロンドンやシカゴ、東京や大阪など利用が集中している拠点を、より柔軟で弾力性のあるアーキテクチャーに更新する取り組みを行っていた。今回の障害は、アーキテクチャーを更新した拠点での作業中に発生したという。

 なお、障害による影響は、同社ネットワーク全体の4%程度だったが、リクエスト総数の50%が影響を受けた。

 同社では今後、プロセスの見直しやアーキテクチャーの再設計、自動化プログラムの改善などを実施し、障害が発生しないよう取り組んで行くとしている。