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iOS 16、子どもの"もっとゲームさせて"をリモート承認可能に

 米Apple(アップル)は、「WWDC22」で「iOS 16」に含まれる、ファミリー共有機能のアップデートの内容を発表した。

 「iOS 16」では、子ども用のアカウント作成をこれまでよりも簡単に行えるようになったり、アプリケーション・映画・音楽などのコンテンツに対して、年齢に応じたフィルタリングを簡単に適用できるようになったりする。

 新しいデバイスをセットアップする際に子ども用のアカウントを設定すると、子ども用のアカウントに設定したペアレンタルコントロールがセットアップ時に適用される。

 ゲームの制限時間を超過するなど、子どもからスクリーンタイムの制限を超えるデバイスの使用をお願いされた場合には、メッセージ内で承認または拒否を行えるようになる。

家族の写真を共有する「iCloud共有写真ライブラリ」

 「iOS 16」では、家族の写真を1つの共有ライブラリとして扱う「iCloud共有写真ライブラリ」が利用可能になる。

 このライブラリは、家族みんなで写真を共有したり、編集したりできる個別のライブラリで、1つの「iCloud共有写真ライブラリ」に参加できるメンバーは、自分以外に最大で5名まで。

 日付や写真に写る人などの条件を設定し、条件に合致する写真を選んでライブラリに追加できる。また、新たに撮影する写真は、撮影したら直接ライブラリに追加することもできる。ライブラリを共有するメンバーが近くにいる場合は、自動で共有スイッチが使えるように選択することも可能。

 共有ライブラリに含まれるコンテンツは、全員のメモリー、おすすめの写真、写真ウィジェットに表示される。

虐待から逃れるための新機能、「セーフティチェック」

 ファミリー共有機能を有効にすると、親が子どものiPhone、iPad、Apple Watchなどのデバイスの位置情報を確認できる。

 「iOS 16」では、虐待などのシチュエーションから子どもが主体的に避難するのを助けるために、デバイスの位置情報確認や、メッセージ、FaceTimeなどのコミュニケーションを遮断する「セーフティチェック」が追加される。