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iPad版フォトショップ、意図せずに写りこんだ人物をワンタップで削除可能に
2022年5月11日 15:54
アドビ(Adobe)は、Photoshop(フォトショップ)のiPad版に複数の機能を追加した。
今回iPad版に追加された機能は、コンテンツに応じた塗りつぶし、人物や対象物から不要な背景を削除する「背景の削除」、AIを活用して被写体を自動的に選択する「被写体を選択」のアップデート、「自動トーン補正」、「自動カラー補正」、「自動コントラスト」など。
コンテンツに応じた塗りつぶし
「コンテンツに応じた塗りつぶし」は、任意の選択範囲を周囲のコンテンツに基づいたAI処理で塗りつぶす操作を、ワンタップで行う機能。
たとえば、ラベンダー畑を撮影した写真に映りこんだ人物に「コンテンツに応じた塗りつぶし」を行うと、対象の人物が消えてラベンダー畑で塗りつぶされる。
「被写体を選択」で、人物と髪の毛への対応が強化
写真の中で主要な被写体を選択する「被写体を選択」では、AIモデルを使って人物の写真を識別することで、髪の毛の束や衣服の端などの細かい部分を選択・修正できる機能が追加された。
AdobeのWebサイトの説明によると、「被写体を選択」ツールは、構図がシンプルで、反射面がなく、主な被写体と背景のコントラストが適切で、主な被写体の周囲のエッジがシャープな場合に最適な結果が得られるという。
「自動トーン補正」、「自動カラー補正」、「自動コントラスト」をワンタップで
写真を開いたときに行われる機会が多い「自動トーン補正」、「自動カラー補正」、「自動コントラスト」の3つのコマンドをワンタップで操作できるようになる。
その他の機能
このほか、以下の機能がiPad向けに追加された。
iPad版のPhotoShopに追加された機能
- 文字ツールから2万以上のAdobe Fontsに直接アクセス可能に
- 独自のカスタムフォントのロード
- 編集中にクラウドドキュメントの名前変更
- クラウドドキュメントを任意のタイミングで同期
- 共有したドキュメントに他のユーザーが残したピンや注釈をコメントパネル上で確認