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GalaxyやXperia、対応バンドが違うと価格はどう変わる?――総務省のWG

 総務省は25日、「競争ルールの検証に関するWG(第29回)」をオンライン開催した。議事のひとつに「対応周波数の違いによる端末価格の比較」があり、本記事では公開された資料を紹介する。

Galaxyシリーズ

 まず、サムスンのGalaxyシリーズに関する比較では、フォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」や「Galaxy S22」シリーズなどに関する比較の結果が公開された。

 日本からはNTTドコモとKDDI、そして韓国からはSKTとKTが比較対象となった。

 各国のキャリアにおける対象端末の販売価格を比べた場合、「Galaxy Z Fold3 5G」や「Galaxy S22」シリーズについては、いずれも韓国のキャリアが安いことが判明。一方、「Galaxy S21」シリーズについては日本のキャリアのほうが安くなっている。

 4Gの対応周波数については、韓国と比較すると、日本のキャリアのGalaxy端末は他キャリアの周波数に対応していない傾向にある。

Xperiaシリーズ

 続いて、ソニーのXperiaシリーズに関する比較では、ドコモ、KDDI、ソフトバンクにおける「Xperia 1 III」「Xperia 5 III」「Xperia 5 II」と、それぞれのSIMフリーモデルの価格が比較された。

 3キャリアにおける端末の平均価格とSIMフリーモデルの価格を比べた場合、後者のほうが総じて安いという結果になった。

 対応周波数に関しては、4G・5Gともに、キャリアモデルは他キャリアの周波数に対応していないという傾向が確認できる。