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Fitbit、心房細動に関する新機能――米国で利用可能に

 グーグル(Google)傘下のFitbitは、心房細動(AFib)を特定するための新しいPPG(光電式容積脈波)アルゴリズムについて、米国食品医薬品局(FDA)から認可を取得したと発表した。

 同アルゴリズムは、米国で利用可能になるFitbitの新機能「不規則な心拍数の通知(Irregular Heart Rhythm Notifications)」に搭載される予定。

 不整脈の一種である心房細動は、脳卒中のリスクを高めるとされている。しかし、自覚症状がないことなどから、発見が困難な場合があるとされていた。

 Fitbitの新アルゴリズムは、ユーザーが眠っているときなどに、バックグラウンドで心拍数を評価する。そのうえで、心房細動を示唆するサインがあればユーザーに通知が届き、医療機関に相談するきっかけなどになる。

 2021年の米国心臓協会学術集会で発表されたデータによると、FitbitのPPG検出は98%の確率で心房細動のエピソードを正しく識別していたという。

 Fitbitによる新たなアルゴリズムと通知機能は、米国のユーザー向けに、さまざまな対応デバイスで提供される予定となっている。