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クアルコム、プライベート5Gネットワークの導入と管理を簡素化

 クアルコムは、5G向けのRANの導入と管理を容易にする、プライベートネットワークの自動化プラットフォームを発表した。このクラウドベースのプラットフォームは、複雑さの低減、導入期間の短縮、ネットワーク管理の簡素化を実現し、あらゆる顧客の利便度が向上するという。

 このソリューションには、コスト見積もり、ネットワークカバレッジと容量を最適化するRFプランニングなどが含まれている。5Gの可能性を最大限に引き出すためのプライベートネットワークの計画、展開、監視、最適化、自動RAN運用がより簡単かつ迅速に行えるようになるという。

 同プラットフォームを導入すると、業種やユースケースごとに事前に調整・構築されたプロファイルとプロジェクトテンプレートに基づいて、ニーズに合わせたプラットフォームの最適化ができるようになるとしている。

 また、同社は5Gプライベートネットワークパートナーエコシステムプログラムを導入し、接続性を備えた5Gプライベートネットワークソリューションを提供をするという。このソリューションは、コアネットワーク、Qualcomm FSM 5G RANプラットフォームを搭載したスモールセル、およびデバイスエコシステムで動作するように設計されている。

 同社の製品管理担当シニアディレクターであるジラード・ジエレッタ氏は、「クアルコムは、産業のデジタル変革に必要なエッジデバイスを駆動するプライベートネットワークの計画、展開、管理を簡素化する最前線にいます。プライベートネットワークが世界の5G導入の中心であることを理解しており、プライベートネットワークRAN自動化ソリューションと5G プライベートネットワークパートナーエコシステムプログラムの開発を通じて、ネットワーク管理の簡素化を支援することを約束します」とコメントしている。