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シャオミ製スマホ、新たに8機種で“デュアルSIM利用時に緊急通報できない不具合”
2022年2月1日 19:01
不具合について
今回の不具合が発生する条件は、「音声通話可能なSIM2枚でデュアルSIM機能を利用」「『通話のデフォルト』を『毎回確認』に設定」「緊急通報の直前の発信もしくは着信が、SIM2で行われている」の3つ。
これらをすべて満たした場合に、緊急機関(110番、118番、119番)へ発信できなくなる場合がある。
不具合が発生する条件(すべて満たした場合)
- 音声通話可能なSIM2枚でデュアルSIM機能を利用
- 「通話のデフォルト」を「毎回確認」に設定
- 緊急通報の直前の発信もしくは着信が、SIM2で行われている
対象機種は、「Redmi Note 9S」「Mi 11 Lite 5G」などの合計8機種となっている。
対象機種
- Redmi Note 9S
- Redmi Note 10 Pro
- Mi Note 10 Lite
- Mi Note 10/Mi Note 10 Pro
- Mi 11 Lite 5G
- Xiaomi 11T
- Xiaomi 11T Pro
なお、今回と同様の不具合が「Redmi 9T」でも確認されていたが、同機種の不具合に関してはソフトウェアの更新ですでに解消されていた。
不具合の回避方法
シャオミは、1月28日時点で「修正ソフトウェアを準備中」としている。ソフトウェアの準備が整い次第、追って案内される予定。
また、不具合を回避する方法としては、電話番号の冒頭に186をつけて発信するか、「通話のデフォルト」の設定を変更することで対応できるという。
不具合の回避方法(いずれかで回避可能)
- 電話番号の冒頭に186をつけて発信する
- 「通話のデフォルト」を「毎回確認」から「SIM1」または「SIM2」に変更
IIJも同様の案内を掲出
なお、「IIJmioサプライサービス」でシャオミ製のスマートフォンを取り扱うインターネットイニシアティブ(IIJ)も、同様の不具合について案内している。
IIJ広報は、シャオミ端末で発生している事象について「複雑な、特定のパターンで操作したときに発生している」とコメント。IIJ側で原因は把握していないものの、iPhoneやPixelシリーズで発生した不具合と条件が異なるという。
iPhoneやPixelシリーズのときは、ユーザー側でどういう操作をしたかに関わらず、音声SIM+データSIMのデュアルSIM運用時、通話をする際にデータSIMが選択されてしまうというものだった。