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NTTドコモら3社、幕張新都心で「回遊性向上に向けた実証実験」2月から

 NTTドコモとNTT、NTTコムウェアの3社は、幕張新都心でwith コロナ社会における安心・安全を考慮した回遊性の向上に関する実証事業を2月から実施する。

 NTTと千葉市は、市の課題解決に向け包括連携協定を締結し、連携しながら取り組んできた。幕張メッセや駅周辺のショッピング施設を中心に多くのユーザーが訪れるほか、ベイエリアなどで多くの住民が生活している一方、回遊性の向上や賑わいの創出が課題となっているという。

 これまで、ドコモを中心に幕張新都心エリアで、AI運行バスや電動小型モビリティの実証実験を実施し、結果モビリティの利用需要があることを確認しており、今回の実証実験では、住民や来訪者に対しアプリやWebサイトで「オススメ店舗」や「混雑状況」などの提供と前述のモビリティを含めた最適な移動手段の検索などを提供する。

実証実験イメージ

 具体的には、地域住民にはアプリを活用し、ユーザーの属性や趣味嗜好、現在地や時間、天候などを組み合わせてレコメンドを提案する。ドコモは、この実証での知見をもとに、今後のMaaS事業に展開していく。

アプリイメージ

 来訪者に対しては、Webページでサービスを提供する。数枚の画像選択によるタイプ診断や、選択した目的、同伴者情報をもとに、ユーザーの行動や興味を先読みし、場所や時間に応じてユーザーに最適なレコメンドを提供する。

Webサイトイメージ

 地域内で運行するAI運行バスは、感染症対策としてQRコードを利用した非接触での乗車確認を行う。運行期間は、2月1日~3月21日の10時~21時。

 電動小型モビリティは、事前予約による無人での貸し出し手続きを実施する。場所はイオンモール幕張新都心、利用期間は2月4日~7日と11日~14日の10時~17時。

各モビリティの運行範囲