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ドコモ、スマホとAIで脳の健康の維持を目指す「脳の健康チェック AI」「脳の健康トレーニング AI」

 NTTドコモは、スマホでできる「脳の健康チェック AI」を開発した。また、東北大学大学院歯学研究科と加齢医学研究所と共同で、口周りの運動をする「脳の健康トレーニング AI」も開発した。

 これらの試作アプリは、2月2日からオンライン上で開催される「docomo Open House’23」で公開される。

 「脳の健康チェック AI」は、スマホとドコモのAI技術で、普段のスマホの使い方から脳の能力をスコア化して健康状態をチェックする。利用者はスマホをいつも通り使っているだけで、脳の健康状態の変化に気づくことができる。

 さらに、利用者に対してトレーニングなど、とるべき行動を促してくれる。必要に応じて専門的な認知症検査の受検を案内するなど、早期対策に向けた情報が提供される。

 「脳の健康トレーニング AI」は、頬や舌などの口周りの運動をカメラ映像でAIが自動判定しながら、計算課題などを同時に行うトレーニング。口周りの運動と脳トレを同時に行うアプローチは世界初だという。

 今後ドコモは、従業員の認知機能の把握に取り組む三谷産業と、「脳の健康チェック AI」と「脳の健康トレーニング AI」の実証実験を検討している。

 アプリの利用効果や使用感を評価する予定で、2025年3月までのサービス化を目指しているという。