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LINEの新機能「VOOM」で非公開の相手に見られてしまう不具合、修正済み

 LINEは、コミュニケーションアプリ「LINE」の「LINE VOOM」において公開範囲設定に不具合があったことを明らかにした。現在はすでに修正されている。

公開範囲以外の人からも閲覧可能に

 ユーザーがLINE VOOMでフォローしたい相手を選択する「フォローの初期設定」が完了したのちに自動生成される「LINE友だち」という投稿の公開先リストに、LINEタイムラインでユーザーが非公開に設定した人が含まれていた。

 これにより、LINE VOOMのフォローの初期設定を行い、LINEで繋がる人または「LINE友だち」に向けて公開した投稿が、LINEタイムラインで非公開にしていた相手でも閲覧できる状態になっていた。

 影響を受けた投稿は、LINEタイムラインで公開範囲の設定を「友だち」(LINEで繋がる人)にしていたものや、LINE VOOMでフォローの初期設定前に公開範囲の設定を「友だち」としていたもの、またストーリーを含めてフォローの初期設定後に公開範囲の設定を「LINE友だち」としていたものの3つ。

LINEタイムラインからシステム移行時の設定ミス

 原因は、LINEタイムラインからLINE VOOMへのシステム移行時の設定ミスによるもの。LINE VOOMの提供を開始した2021年11月25日から発生していたもので、1月3日に暫定的に対応したのち、1月10日~11日に修正が実施された。

 LINEでは再発防止策としてシステム開発時のチェック体制強化・問題の早期発見と原因特定に向けた体制強化を行っていくとしている。

 影響を受けたアカウントは1月12日時点で、およそ764万アカウント。実際に非公開と設定した人へ投稿が表示されたのは、そのうち84万アカウント。その場合は、LINEのLINE公式アカウントから個別に連絡がなされる。LINEでブロックした相手に対しては今回の不具合の影響は受けていなかったという。

 また、今回の不具合とは別に、公開先リストの「LINE友だち」に、LINEで繋がる相手の一部が加わっていない可能性があるとして、「LINE友だち」のリストの確認を呼びかけている。