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LINEギフトで「友だち以外のほしいものリスト」が表示される不具合、現在停止中

 LINEは、LINEギフトに登録したほしいものリスト情報が、LINEアプリのホームタブで「友だち以外のユーザー」に配信される不具合が発生していたと発表した。現在は同機能を停止している。

 発生したのは、4月15日16時57分~5月31日11時11分の期間。

 本来は、LINEギフトで登録したほしいものリスト情報を、「友だち関係にあるユーザー」に対して、LINEのホームタブに配信する機能だが、今回友だち以外のユーザーにも配信されていたという。

 影響のあった情報の件数は9万9666人分の情報で、「LINEギフトにてほしいものリストに登録されていた商品」や「上記商品に紐づくユーザーのアイコン画像および表示名」など。通信内容を分析された場合、LINEアプリのユーザー内部識別子も確認できる状態だった。

 不具合の原因は、サービス改善のための配信システム変更時に、配信に用いる複数のデータ間で不整合が発生したため。ホームタブ以外では発生していないとしている。

 多くの場合、誰のほしいものリスト情報かわからない状態で表示されていたが、ユーザー同士が同じグループやトークルームに所属していた場合などでは、友だち関係がない状態でもアイコン名や表示名が確認できる状態だった。

 なお、今回の事象による個人情報の不正利用などの二次被害の発生は確認されていない。また、誤配信された情報は、再度ホームタブを表示した際にアプリ上からデータが削除されるため、今後二次被害が生じる恐れはないという。

 LINEでは、6月10日から今回の事象が発生していたユーザーへ個別にお知らせとお詫びを通知している。今回の不具合についてLINEは「深く反省し、再発防止に努めてまいります」としている。