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LINE「ストーリー」で7月~10月に不具合、一部情報に漏えいの可能性

 LINEは、コミュニケーションアプリ「LINE」の「ストーリー」機能において、7月20日~10月10日、不具合が生じていたことを発表した。同機能の脆弱性により、一部の情報が漏えいした可能性があるという。

 今回の不具合の対象期間は、日本時間7月20日10時53分~10月10日20時35分。LINEの脆弱性発見プログラム「LINE Security Bug Bounty Program」への報告で、10月10日16時28分に不具合が確認された。

 対象期間中にストーリーを投稿したユーザーについては、特定のユーザーから閲覧可能なストーリーの作成時刻、ストーリーの作成者の識別情報、特定のユーザーの一部の友だちリストが漏えいした可能性がある。

 LINEによれば、7月20日10時53分に、iOS版「LINE」の不具合で、ストーリーの認証プロセスへのトラフィックが増加。システム遅延が発生したため同社は緊急処置をとったが、これによって今回の不具合が発生した。

 LINEは「緊急処置による認証プロセス修正に対する追加確認処理を強化するなど、再発防止に取り組む」としている。

対応時系列(日本時間)
  • 2021年7月20日10時53分 システム遅延の対処に伴い、緊急処置を実施したことにより不具合が発生
  • 2021年10月10日16時28分 不具合によって生じる事象をLINE Security Bug Bounty Programへの指摘により確認
  • 2021年10月10日20時35分 原因の特定および不具合の修正を完了