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クアルコムとマイクロソフトの共同開発チップ「Microsoft SQ2」、新「Surface Pro X」に搭載

Surface Pro X(クアルコムブログサイトより)

 クアルコムは、マイクロソフトの「Surface Pro X」リフレッシュ版に搭載されているチップセット「Microsoft SQ2」に関するコメントを公開した。

 また、マイクロソフトとの協業の強化など、Snapdragon搭載Windowsデバイスの将来についても言及している。

Microsoft SQ2

 「Surface Pro X」リフレッシュ版は、1日に発表されたマイクロソフトの「Surface Pro X」の改良版。新しいチップセット「Microsoft SQ2」を搭載する。

 「Microsoft SQ2」は、クアルコムとマイクロソフトが共同開発した「Microsoft SQ」の2代目となるチップセット。先進的なAIやカメラ、オーディオ機能に加え、先代からパフォーマンスを向上させ、かつ低消費電力を実現した。

 「Microsoft SQ2」を搭載した「Surface Pro X」は、マイクロソフトデバイスで最も薄く、最も軽い2-in-1のデバイスとなり、最大15時間の電池寿命を実現できたという。

Snapdragon搭載Windows 10向けのアプリ開発をサポート

 また、マイクロソフトでは、対象のユーザーや開発者、独立系ソフトウェアベンダーに対して、アプリケーション互換性の課題への対応を追加費用無しでサポートする「App Assure with FastTrackプログラム」を実施している。

 今回、マイクロソフトとクアルコムとの協業を強化し、同プログラムを、Snapdragon搭載パソコンを含むARM64 Windows 10に拡大する。

 これにより、Snapdragon搭載Windows 10デバイスのパフォーマンスと、アプリケーション互換性を、更に向上させられるという。

 さらに、マイクロソフトは、ARMアーキテクチャーWindows 10の、x64アプリケーションエミュレーションを、11月からWindows Insider Program向けに公開する。

 32bit x86とARMネイティブアプリケーションに加えて、x64アプリケーションも、Snapdragon搭載Windows 10で動作するようになるとしている。