BeatsからANC・空間オーディオ対応の完全ワイヤレスイヤホン「Beats Fit Pro」、22年に発売

　Beats by Dr. Dre（Beats）は、、完全ワイヤレスイヤホン「Beats Fit Pro」を2022年初旬に発売する。米国での価格は199.99ドル。

　Beats Fit Proは、アクティブノイズキャンセリング機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン。本体の「b」ボタンを押すと、外部音取込モードを利用できる。「Apple H1」チップを搭載。空間オーディオ機能に対応しており、5.1chと7.1ch、Dolby Atmosに対応する。ジャイロスコープと加速度センサーが頭とイヤホンの動きを追跡し、頭が動いても音が頭の周りに配置されるよう調整されるという。

　ANCと外部音取込モードをどちらもオフにすると、「アダプティブイコライゼーション」が有効になる。これにより、左右のイヤホンの内側マイクがユーザーが聴いている音を測定し、耳の形状に合わせて低周波数と中周波数を自動的に調整する。

　数千の耳を測定してデジタルモデル化したという独自のウィングチップを備え、激しいトレーニング中でも耳にフィットするという。イヤホンの着脱を検知し自動で再生・一時停止する機能を備える。「b」ボタンを押すと音声や通話のコントロール、リスニングモードの切り替えが可能。通話時には内部マイクや加速度センサーが周囲のノイズをカットする。

　ワンタッチペアリングや装着状態テスト、iCloudに登録されたデバイス間の自動切り替えやiOSの「探す」機能などが利用できる。Android用のBeatsアプリを利用することで、iPhoneやiPadだけでなくAndroidにも対応する。

　イヤホン単体での再生時間は、ANC有効時で最大6時間。充電ケース併用時は最大で27時間の再生が可能。急速充電「Fast Fuel」により5分間の充電で1時間の再生ができる。

　カラーバリエーションは、ストーンパープル、セージグレイ、Beatsホワイト、Beatsブラックの4色展開。IPX4準拠の耐汗耐水性能を備える。

　米国では11月1日から発売されており、日本では2022年の初旬の発売を予定している。