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フェイスブック、新社名「Meta」(メタ)――SNS継続も仮想空間への注力強調

 フェイスブックは、社名を「Meta」(メタ)へ変更すると発表した。同社がこれまで提供してきたサービスは継続され、名称にも変更はないという。

 同社のイベント「Connect 2021」において発表されたもの。インターネット上に展開される仮想空間「メタバース」への注力が強調されており、VRゴーグル「Quest 2」の次世代体験を可能にするプラットフォームに加えて、次世代クリエイター育成の没入型学習に1億5000万ドルの投資を行うとした。

 同社 CEOのマーク・ザッカーバーグ氏はメッセージの中で「我々のブランドはひとつの製品(フェイスブック)に密接に結び付けられ、我々が行っていることを表せていない。時が経つにつれてメタバース企業とみなされることを願う」と社名の変更についてコメントした。

 さらに「これからはフェイスブックファーストではなく、メタバースファーストになる」と事業の転換を明確にしており、同社が提供するほかのサービスにおいて、フェイスブックアカウントは不要になるとも説明している。

 社名の変更などによる企業体制やデータ活用、共有のポリシーに変更はないとしている。一方で株価コードは12月1日から「MVRS」へ変更されるほか、財務体制の公開については「Family of Apss」と「Reality Labs」の事業セグメントに分けられたかたちとなる。