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ソフトバンク、AI映像解析プラットフォーム「STAION」を2021年度中に提供開始
2021年9月27日 00:00
ソフトバンクは、AI映像解析プラットフォーム「STAION(スタイオン)」の提供を、2021年度中に開始する。
「STAION」は、AIで解析したカメラ映像を多様な用途で活用できるプラットフォーム。業務の自動化・効率化や、生産性・安全性の向上、マーケティング、人流分析、見守り、防犯などの用途を想定して、「Microsoft Azure」を基盤に開発された。
AI映像解析機器の一括管理や運用ができ、「STAION」と連携するAI映像解析機器とネットワークカメラの接続や、「STAION」と連携するAIカメラを活用することで、AIによるカメラ映像の解析結果を活用したサービスを、「STAION」を通して利用できる。
ソフトバンクは「STAION」をもとに、店内の商品の欠品・空席や工場での不良品、危険な行動、車両番号を検知するサービスや、来場者の人数や人物の年齢・性別を分析するサービス、顔認証技術を活用したサービスなどをパートナー企業と共創するという。
「STAION」の提供当初は、小売業界向けに、顧客の年齢や属性に応じてサイネージのコンテンツを自動で切り替えるサービスや、陳列棚の品切れを自動で検知してスタッフに通知するサービス、入店人数やレジの待機人数、精算にかかる時間などを分析して、将来のレジの待機人数を予測するサービスなどを提供するという。
また、医療施設や介護施設向けには、定期巡回業務の軽減などを目的に、施設利用者の転倒を検知して自動でスタッフに通知するサービスなどを提供するほか、工場や駅、空港などで活用できるサービスも順次追加するという。
またソフトバンクは、「STAION」のサービスやカメラなどを提供・開発するパートナー企業を募集し、「STAION」でのサービス開発やパートナー企業同士の共創を促進する「STAIONパートナープログラム」を開始した。
なお、「STAIONパートナープログラム」の募集に先立ち、Qualcomm Technologiesや日本マイクロソフトなど11社が「STAIONパートナープログラム」に参加を予定している。
カテゴリー | 企業名 |
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AIエンジンパートナー | AWL Gorilla Technology Japan 日本コンピュータビジョン ニューラルポケット |
デバイスパートナー | エヌビディア Qualcomm Technologies サンダーコムジャパン パナソニックi-PROセンシングソリューションズ |
コンサルティング・SIパートナー | SBエンジニアリング 日本マイクロソフト パナソニック ネットソリューションズ |
ソフトバンクは今後、「STAION」のプラットフォーム構築を通して、カメラ映像の解析に必要な環境やデバイス、解析結果を活用した多種多様なサービスをワンストップで提供し、あらゆる産業における課題解決や事業価値の拡大に貢献することを目指すという。