スマホの乗っ取りに注意、IIJが2段階認証などの設定を呼びかけ

　インターネットイニシアティブ（IIJ）は、フィッシング詐欺によるアカウント乗っ取りについて注意を呼びかけている。

　IIJによると、AndroidスマートフォンやiPhoneの利用に必要なGoogle アカウントや Apple IDがフィッシングメールなどを用いた第三者により乗っ取られ、端末がロックされるといった被害が確認されており、アップル製品についてはサポートを受けられないケースも報告されているという。

　同社では、普段見慣れないメールやSMSに記載されるリンクへのアクセスは細心の注意を払い、そうしたWebサイトではIDやパスワードを入力しないことや宅配便の不在通知と称するメールやSMSには特に注意するよう呼びかけている。

　あわせて、ログイン時に2回の認証を必要とする「2段階認証」や「2要素認証」を設定し、普段利用している電話番号に2段階目のパスワードを受け取るよう設定することで、第三者に勝手にログインされるのを防げるとしている。

　Google アカウントやApple IDの2段階認証の設定手順は、グーグルとアップルのWebサイトで公開されている。