「povo 1.0」は新規受付終了へ、2.0との違いは？

　KDDIと沖縄セルラーは、オンライン専用料金プラン「povo」で、新たな料金プランとして「povo2.0」を9月下旬から提供開始する。

　これに伴い、現行のプランの名称は「povo1.0」に変更され、povo2.0の開始とともに新規受付が終了する（継続利用は可能）。

　また、「povoトッピングアプリ」は9月中のアップデートで名称が「povo1.0アプリ」へと変わり、アプリのアイコンも刷新される。povo2.0では別途、専用のアプリ「povo2.0アプリ」が用意される。

　本記事では、povo1.0と2.0の違いをまとめる。

ベースプラン

　ベースプランの設定における大きな違いは、povo1.0で月間データ容量が20GBに設定されている一方、povo2.0では0GBとなっていること。povo2.0のユーザーは、自らの使い方に合わせてデータ容量を購入するかたちとなる。

　そのほか、povo2.0では、データ容量が0GBの場合の通信速度が最大128kbpsになった（povo1.0は最大1Mbps）。また、契約可能な年齢が引き下げられ、13歳以上であれば契約可能となっている。

トッピング

　先に紹介したように、povo2.0では月間データ容量が0GBとなっているため、ユーザーは使い方に合わせてデータ容量を購入する必要がある。

　povo2.0では、データ容量のトッピングのほか、「DAZN」「smash.」などのコンテンツトッピングも用意されている。

　通話トッピングに関しては、povo1.0からの変更点はない。

eSIMなど

　povo1.0・povo2.0ともに、eSIMに対応している。ただし、povo1.0の場合、auからの移行の場合はeSIMが利用できない。

　対応端末は、Webサイト上で確認することができる。編集部で確認したところ、povo2.0では、楽天モバイルが販売した「Rakuten Hand」「Rakuten BIG」などの他社製端末も、対応端末として新たに追加されている。

各種サービス

　キャリアメールや留守番電話サービスは、povo1.0・povo2.0ともに非対応。着信転送サービスに関しては、povo1.0は対応しているが、povo2.0は対応していない。

　また、auの割引サービスに関して、povo1.0は対象となるサービスがある一方、povo2.0は完全に対象外となる。

その他

　そのほか、povo1.0ではコミュニケーションアプリ「LINE」の年齢認証に対応しているが、povo2.0では非対応など、各種サービスとの連携などに関しては差異がみられる。なお、povo2.0における今後の対応に関して、KDDI広報によれば「未定」とのこと。