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ドコモ、2022年春の「IPv6シングルスタック」導入に向け試験環境を7月から提供

「IPv6シングルスタック」接続イメージ

 NTTドコモは、2022年春から開始する「IPv6シングルスタック方式」導入に先立ち、アプリやコンテンツ開発者向けに動作確認用の試験環境を提供する。提供期間は7月1日~12月3日まで。

 「IPv6シングルスタック方式」は、ドコモの端末にIPv6アドレスのみを割り当てるもの。

 インターネット上でどの端末かを識別するためのIPアドレスについて、従来規格のIPv4アドレスは昨今のIoT機器の増加などで枯渇しており、この問題を解決すべく膨大な数を割り当てられるIPv6アドレスの普及が進められている。

 ドコモでは、現在端末にIPv4アドレスとIPv6アドレスの両方を割当てているが、2022年春以降にIPv6アドレスのみの割り当てに移行し、日本の移動体通信インフラのIPv6化の促進に貢献するとしている。

 同試験環境の対応端末は、iPhone 6s/6s Plus以降(iOS 14.5以上)、iPad 5以降とiPad Air 2以降、iPad mini 4以降、iPad Pro(いずれもiPadOS 14.5以上)、Apple Watch Series 3(WatchOS 7.4以上)、Androidスマートフォンは2021年夏モデル以降の一部端末。spモード契約回線で利用できる。