ソフトバンクと佐川急便、信号機と連携した自動走行ロボットによる屋外配送に日本で初めて成功

　ソフトバンクと佐川急便は、4月下旬に竹芝エリアの公道で自動走行ロボットによる屋外配送の実証実験を実施し、日本で初めて信号機と連携した屋外配送に成功した。

交差点を横断する自動走行ロボット

　本実験は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」の事業実施者として実施。自動走行ロボットと信号機の連携システムを開発し、ロボットが信号機の表示情報を受信し表示に従って交差点を横断することで、公道を安全に走行しながら荷物を配送することを実験で確認した。

　また、走行時の荷物の温度変化や段差による衝撃を測定し、ロボットによる配送の有効性も確認したほか、スマートフォンのアプリで、ロボットの現在位置の確認や目的地到着時の通知受信機能についても実証した。

自動走行ロボットと信号機の連携システム

　ソフトバンクと佐川急便は、今後も自動ロボットによる配送サービス実現に向けて実証実験を継続していくという。