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UQ mobile「でんきセット割」や「iPhone12」など4端末発売を発表
2021年6月7日 13:43
KDDIは、UQ mobileに関して「でんきセット割」と「iPhone 12」「AQUOS sense5G」など4端末の発売、全国のauショップでのUQ mobile取り扱いを発表した。でんきセット割と新端末4機種は6月10日から提供/発売、auショップでの取り扱いは7月上旬から提供開始する。
新サービス説明会には、同社パーソナル事業本部マーケティング本部副本部長の村元 伸弥氏が登壇し、今後のUQ mobileブランドでの新サービスなどを説明した。
ユーザーの声を応えた
UQ mobileは、2020年10月からKDDIのブランドとなったことから「UQスポットの拡大」や「au直営店での取り扱い」や「くりこしプラン」を導入し、拡大戦略を取ってきた。
村元氏によると、これらの取り組みによりUQ mobileの累計稼働数は5月時点で300万を突破し、6月以降も増加傾向が続いているという。
また、村元氏は「SNSの利用が増えている」ことから小~中容量のマーケットでのユーザーニーズが非常に高まっていると分析。
一方で「安かろう悪かろうではないだろうかというご不満ご不安の声や、スマホと回線を一緒に契約したいという従来と変わらないニーズの声、加入前~後のサポートをこれまで通り受けたいという声を頂いている」(村元氏)ことをうけ、同社でどう応えていくかを検討し、今回の新サービスの提供に至ったという。
一人でも加入できる「でんきセット割」
UQ mobileの「くりこしプラン」と「auでんきかUQでんき」をセットで契約すると、くりこしプランのプラン料金が割引になる「でんきセット割」を6月10日から受付開始される。
割引後のプラン料金は、データ容量3GBで990円、15GBで2090円、25GBで2970円となり「3GBのプランで1000円を切る価格を提供できた」(村元氏)とアピールする。
また、auでんきとUQでんきをどちらも対象にすることで、同一家族でau回線とUQ mobile回線の契約が混在していても割引が適用できるとしている。
なお、auでんきは3月時点の契約数が288万世帯で2年前から約1.4倍に契約数を伸ばしているという。
iPhone 12など5Gスマホを6月10日発売
UQ mobileから、「iPhone 12」と「iPhone 12 mini」、「OPPO A54 5G」、「AQUOS sense5G」が6月10日に発売される。
質疑では、「今夏から始まるUQ mobileでの5Gサービスは6月10日から発売されると思ってよいか?」との質問があったが、村元氏は「端末だけ先行で発売する。新機種をいち早く提供したいという思いがあり先行で発売することになった」とコメント。また、5Gサービス開始時については「『くりこしプラン』→『くりこしプラン 5G』への契約変更手続きが必要だと想定しているが、運用は現在調整中」とした。
なお、「iPhone 12」と「iPhone 12 mini」はSIMロックありで、「OPPO A54 5G」と「AQUOS sense5G」はSIMロックフリーで販売される。総務省で議論が進められている「SIMロック撤廃」については、「準備を進めている」としたが、具体的な時期や対応については決まり次第案内するとコメントした。
auショップ全店でのUQ mobile取り扱い
全国のauショップで7月上旬以降UQ mobileの取り扱いを開始する。5月末時点で約2000店舗のauショップやau直営店ですでにUQ mobileを取り扱っているが、これを全店に拡大する。
契約手続きだけでなくサポートやサービスの提案も実施し、契約前の相談や料金プランの提案、契約後のアフターサービスを提供していくとしている。
なお、UQ mobile取扱開始後のauショップについては、看板などは変更せず、店内の装飾などユーザーから視認できる形でUQ mobile取扱店舗だとわかるように対応するという。
なお、auショップとUQスポットの対応業務について、「預かり修理」や「UQ WiMAXの取扱有無」など一部対応が異なる部分があるとしている。