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ソフトバンクGの孫氏、NTT/総務省の接待問題に「当然いけない。天下りも大きな問題」

 ソフトバンクグループの孫正義 代表取締役会長兼社長は、12日の決算説明会の質疑で、総務省の接待問題についての受け止めを問われ「会食は当然いけないこと。もっと大きな問題は天下り」と語った。

 孫氏は「数千万円単位で、副社長というかたちで監督官庁から継続的に受け入れていくのは、いったいどういう癒着だと。なぜそれを皆さん問題視しないのか」と問いかける。

 そうした関係は、通信業界だけではなく金融分野、教育分野などでも見受けられる、と指摘した同氏は「日本の構造的問題」として、「ワクチンひとつとっても制約がある。怒りまくることはいっぱいある」としつつ、今回は決算会見の場であり、「うちの社員や幹部が迷惑するから、と刺激するようなことは絶対言わないでと止められていた。いつも我慢している。でも日本のためには、時には爆発しなきゃいけないんじゃないかという思いがある」と述べた。