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クアルコム、モバイルパソコン市場の動向をシリーズで動画配信

 米クアルコム(Qualcomm)は、ノートパソコンのチップセットなどを手掛ける「モバイル・コンピューティング・インフラストラクチャー」分野の動向やクアルコムの取組みなどを紹介するビデオシリーズ「The Future of」の配信を開始した。

 クアルコムのシニアバイスプレジデント兼モバイル・コンピュート・インフラストラクチャー(MCI)ゼネラルマネージャーのアレックス・カトゥージアン(Alex Katouzian)氏が社内の担当者や社外のゲストを交えてディスカッションしている。

左からクアルコムのアレックス・カトゥージアン氏、モデレーターのカロリナ・ミラネージ氏、レノボのトム・バトラー氏、クアルコムのミゲル・ヌーネス氏

 「The Future of」シリーズの第1回配信では、「The Future of the PC」をテーマにスマートフォンのように使える省電力・高性能・常時接続パソコンについてディスカッションしている。

 第1回配信のゲストはレノボのエグゼクティブディレクター兼ワールドワイドコマーシャルパトロンのトム・バトラー氏、クアルコム内からはシニアディレクター兼プロダクトマネージャーのミゲル・ヌーネス氏が参加している。

 レノボのトム・バトラー氏は、近年のモバイルパソコン市場について「新型コロナによるパンデミックで在宅勤務が増え、モバイルパソコンの需要が伸びた。また、経済活動も再開され、今後も企業の(在宅勤務に関わる)設備投資が増える予想」とコメント。

 クアルコムのアレックス・カトゥージアン氏はこれに対し「在宅勤務では、カメラとの連携やノイズキャンセル機能とともに、『どこでも作業を再開でき、(通信/電源環境など)何も考えずに持ち運びできる』モバイルパソコンが求められており、セルラー通信や省電力性能などでクアルコムは貢献できている」とした。

 5G通信についてミゲル・ヌーネス氏は「オフィスと自宅の境界が無くなり、オフィスでできる作業はすべて自宅でできるようになった」とし、在宅勤務時には持ち運べる通信環境と帯域幅が重要であるとコメントした。