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クアルコム「AI技術の未来」の対談動画を公開、Hugging FaceのCEOが登場

 米クアルコム(Qualcomm)は、ノートパソコンのチップセットなどを手掛ける「モバイル・コンピューティング・インフラストラクチャー」分野の動向やクアルコムの取組みなどを紹介するビデオシリーズ「The Future of」の第2回となる「AIの未来」についての対談動画を配信した。

 対談では、同社シニアバイスプレジデント兼モバイル・コンピュート・インフラストラクチャー(MCI)ゼネラルマネージャーのアレックス・カトゥージアン(Alex Katouzian)氏とプロダクトマネジメント担当バイスプレジデントであるジアド・アスガー(Ziad Asgahr)氏、Hugging Faceの共同設立者でありCEOのクレメント・デラングエ(Clément Delangue)氏が登場し、今後AIが生活や産業をどのように再構築していくのかについて話し合われている。

Hugging Face 共同設立者・CEOのクレメント・デラングエ氏

 アレックス・カトゥージアン氏は、「ユーザーが知らないところでAI技術が使われている。たとえば『モバイル通信やWi-Fi接続においてどこが一番はやく通信できるか』や『似た写真の検索』、『自動翻訳機能』などが使われている」と指摘。

 モバイル端末では、「これまで移動する小型端末でのAIの搭載は不可能だと思われていたが、クアルコムは進化させ実現してきた」(ジアド・アスガー氏)とし、クアルコムでは今後もAI分野に投資していくとコメント。

 また、クアルコムのAI技術は、モバイル端末以外でも、データセンターの省電力化に貢献するといい、クレメント・デラングエ氏は「単一企業や個人だけでは、AI技術の目覚ましい進歩はなし得なかった。分野全体でさまざまな企業とのコラボレーションすることで、目標が達成できる」と分析した。

 動画の後半では、現在力を入れているAI技術や、近い将来AIによって実現される事例が紹介されている。