クアルコム、モバイルPC向けの「Snapdragon 7c/8c」

　クアルコムは、モバイルネットワークへ繋がるパソコン向けチップセット「Snapdragon 7c」「Snapdragon 8c」を発表した。

　エントリー向けのSnapdragon 7cは、X15 LTEモデム、CPUとしてKyro 468、GPUのAdreno 618で構成され、AIエンジンの性能は5TOPSとなる。クアルコムでは、競合と比べ、パフォーマンスは20％優れ、バッテリー駆動も最大2倍になるとアピールする。

　一方、7nmプロセスのSnapdragon 8cはメインストリームなパソコン向けのプラットフォーム。LTE対応のX24モデムを搭載し、6TOPS以上のAIエンジンを備える。Snapdragon 850と比較して最大30%パフォーマンスを向上しているとのことで、薄くファンのないパソコンを実現できるとうたう。

8c

　これまで提供されてきた「Snapdragon 8cx」に続く製品群で、3製品のラインアップにより、エントリー、メインストリーム、プレミアムそれぞれのパソコンに常時接続を提供できる。