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楽天、日本語AIモデル「Rakuten AI 2.0」を提供開始、インストラクションチューニング済モデルも

 楽天グループは、日本語大規模言語モデル「Rakuten AI 2.0」と楽天初の小規模言語モデル「Rakuten AI 2.0 mini」の提供を開始した。また、両モデルそれぞれのインストラクションチューニング済モデルも提供する。

 「Rakuten AI 2.0」基盤モデルのファインチューニングでは、SimPOを活用してアライメントの最適化を行った。これまでのRLHFやDPOと比較して、シンプル、安定的、効率的で、人間の嗜好に合わせた実用的な代替手段となっている。

 「Rakuten AI 2.0」および「Rakuten AI 2.0 mini」のインストラクションチューニング済モデルは、他のオープンモデルと比べて高い性能を発揮している。両モデルは、コンテンツの要約、質問への回答、一般的なテキスト理解、対話システムの構築など、さまざまな場面での商業利用が可能になる。

インストラクションチューニング済モデルと他のオープンモデルの比較スコア

 楽天は、LLMを研究目的で開発し、お客様に快適なサービスを提供するため、今後も様々な選択肢を評価・検討していくとしている。