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iPhoneから紛失したアクセサリーを探せる、「探す」機能が周辺機器メーカーに開放

 アップルは、新しい「探す」アプリの提供を開始した。アップルのデバイスで構築される探索ネットワークで、他社の製品からも利用できる。同社では、探索ネットワーク対応アクセサリプログラムを通じて、周辺機器メーカーに探索ネットワークを開放する。対応製品は、来週(2021年4月12日の週)にもベルキンなどから発売される。

 アクセサリプログラム(The Find My Network Accessory Program)は、Made for iPhone(MFi)プログラムの一環として周辺機器メーカーに提供される。周辺機器メーカーは、アップルのプライバシー保護基準をクリアし、認証を得ることが求められる。

 対応製品は、iPhoneやiPad、iPod touch、Macの「探す」アプリに新設された項目(アイテム)に追加され、地図上でどこにあるか探せるようになる。紛失モードに切り替えてロックしたり、デバイスの画面に連絡先やメッセージを表示したり、サウンドを再生したりできる。

 あわせて本日、今春後半にリリース予定の仕様がチップセットメーカーに発表されており、デバイスメーカーは、アップルのデバイスに組み込まれるUWB(超広帯域無線)テクノロジーを利用できるようになる。iPhoneを向けてどこにあるか探すといった体験ができるようになると見られる。

 対応製品は、VanMoofの電動自転車「S3」「X3」、ベルキンの「SOUNDFORM Freedom True Wireless Earbuds」、Chipoloの「ONE Spot アイテムファインダー」が登場する。