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アップル、なくしたデバイスを「探す」アプリで捜索する方法を案内――遠隔ロックやデータ消去の方法も
2020年9月3日 06:00
「探す」アプリでできること
「探す」アプリでは、同じApple IDでサインインしているデバイスについて、デバイスがある場所を地図上で探せたり音を鳴らすことで、そのデバイスを見つけ出す情報やきっかけを作ることができる。
「探す」アプリから「デバイスを探す」タブをタップし、デバイスを選択すると、デバイスの現在位置が地図上で表示される。さらに、下部のメニューには「サウンドを再生」「経路」「通知」「紛失としてマーク」の項目がある。
「サウンドを再生」では、デバイスがオンラインの場合に音を遠隔で鳴らすことができる。
「経路」をタップすると、「マップ」アプリが立ち上がり、現在地からそのデバイスの場所までの経路が案内される。
「通知」は、デバイスがオフラインだったり現在位置が特定できていない場合に、現在位置が特定できるようになると通知で知らせる設定ができる。
「紛失としてマーク」を有効にすると、遠隔でロックをかけたりApple Payを無効に設定できる。また、ロック画面に自分の携帯番号を含めたカスタムメッセージを表示できたり、デバイスの位置情報を追跡できる。
なお、最下部には「デバイスを消去する」ボタンが用意されている。これを実行するとそのデバイスのすべてのデータをリモートで消去できる。実行後は、「探す」アプリからデバイスを探すことができなくなる。
アップルでは「サウンドを再生」「経路」「通知」「紛失としてマーク」の方法を試した上で、どうしても発見できない場合の最終手段としてほしいとしている。また、紛失したデバイスでAppleCare+ 盗難・紛失プランに加入している場合は、消去する前に同プランの「デバイスの補償」を請求してほしいとする。
デバイス別に使える機能
利用できる機能は、デバイスによって異なる。
iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watchでは、位置情報の表示とサウンドの再生、紛失モード、リモート消去が利用できる。
Macの場合、位置情報の表示とサウンドの再生、リモートロック、リモート消去が使える。
AirPodsでは、位置情報の表示とサウンドの再生ができる。
アップルでは、紛失や盗難されたデバイスの捜索や情報保護の方法をデバイスの種類別に案内している。警察に届ける際のシリアル番号の確認方法や、どの作業でどのデータが保護や消去されるのかを確認できる。
また、「デバイスを探す」設定が有効でない場合でも、データの保護やシリアル番号の確認ができるとし、その方法も案内している。