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Androidで「WebView」不具合、アンインストールはちょっと待って
2021年3月23日 15:44
23日午前から、Androidスマートフォンで「WebView」と呼ばれる機能で不具合が発生している。アプリに組み込まれたWebブラウジング機能に関するもので、グーグルでは解決に向けて動いていることを明らかにした。
一方、SNSでは、いったんアンインストールすることを呼びかける投稿も散見される。しかしこれに待ったをかける声もある。
IIJ広報の堂前清隆氏はTwitterで、「アンインストールすることで問題を回避できる可能性はあるが、(これまでの)アップデートで対策された脆弱性が再発する懸念がある」と指摘。グーグルの改善を待つよう呼びかけている。
もしアンインストールした場合、当然のことながら、その後、改善されたバージョンへ更新する必要がある。自動更新をオフにした場合、手動で最新版をチェックすることになるが、おろそかになるとリスクが高まるため、自動更新をオンに戻すことが望ましい。
本日多数のアプリに影響が出たAndroidの問題について、「WebView」アップデートのアンインストールを勧めるTweetを見かけます。たしかにそれで問題を回避できる可能性もあるのですが、アンインストールによりアップデートで対策されたはずの脆弱性(セキュリティホール)が再発する懸念があります。
— 堂前@IIJ (@IIJ_doumae)March 23, 2021
また、23日午後に配信された最新版「89.0.4389.105」で不具合が改善されたとの報告も出ている。
【追記 2021/03/23 16:25】
グーグルは、「WebView」最新版を公開し、不具合を修正したと発表した。