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AndroidスマートフォンでWebViewの不具合、一部アプリが起動できず

写真はイメージ

 Android搭載のスマートフォンで一部のアプリが起動できない事象が発生している。

 複数のアプリベンダーからもアプリが起動できない不具合が案内されており、グーグルは「WebViewの不具合によりアプリが一部のユーザーにおいてクラッシュする不具合を把握しており、現在、影響範囲の検証および復旧に向けて作業中」としている。

 NTTドコモでは、3月23日の午前5時頃から現在も継続中で、対象サービスや原因、復旧見込みについては現時点で確認中と案内を掲出。KDDIでも同様の事象を確認しており、Webサイトで案内を掲出。ソフトバンクは、現在グーグルと共同で問題についての調査中としている。楽天モバイルでも、Androidスマートフォンで一部サービスが利用しづらいことを案内。通話やデータ通信への影響は無いとしている。

【追記 2021/3/23 16:25】
 グーグルは、AndroidシステムのWebViewの最新版「89.0.4389.105」を23日午後に公開した。これをインストールすることで一部のアプリが起動できない不具合が解消するという。

 同社は「Androidアプリが一部のユーザーにおいて強制終了する事象において、その原因であるWebViewの問題を修正しました。この不具合が解消しない場合は、大変お手数ですがGoogle Play ストア経由でお使いの端末のAndroidシステムのWebViewとGoogle Chromeをアップデートしてください。ご迷惑、ご不便をおかけした皆さまにはお詫び申し上げます」としている。

【追記 2021/3/23 17:45】
 NTTドコモは同社Webサイトのお知らせを更新した。午後4時50分頃に事象が回復したことを確認したという。同社サービスではドコモメールやd払いなどが影響を受けた。グーグル同様にAndroidシステムのWebView(Google Chrome)の更新で不具合が解消するとしている。

【追記 2021/3/23 23:15】
 KDDIとソフトバンク、楽天モバイルも各社のWebサイトに掲出している情報を更新。いずれもAndroidシステムのWebViewもしくはGoogle Chromeを最新版にアップデートすることで不具合が解消することを案内している。