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Pontaポイントで投資信託する魅力とは、初心者におすすめしたいポイントを聞いた

 auフィナンシャルホールディングスで行っている、Pontaポイントなどを活用したポイント投資や運用はどのようなものか。投資初心者におすすめしたい“ポイントによる投資・運用”のポイントやポイント賢者ヒロセマリ氏が語るポイント投資・運用の魅力などを聞いた。

左からauフィナンシャルホールディングス 執行役員常務兼経営企画部長 森田 康裕氏、auカブコム証券 ファンドアナリスト 川上 雅人氏、OLブロガー ヒロセマリ氏

投資初心者におすすめするauサービス

 auフィナンシャルホールディングス執行役員常務の森田 康裕氏から、投資初心者におすすめするポイントによる投資や運用サービスなどを聞いた。

 同社では、2020年9月にPontaポイントを活用した投資信託買付サービス「ポイント投資」の提供を開始しており、au PAYアプリからも気軽に始められる。

 また、2019年4月にポイントをつかって運用を行う「ポイント運用」の提供を開始している。専用の口座開設をしなくても利用でき、ポイントは「auの投資信託」の評価価格に連動し増減する。

 増えたポイントは引き出してPontaポイントとしてつかえるほか、au IDがあればログインするだけですぐに始められ、かんたんな操作で投資、運用できる。

投資と運用の違い

 そもそも、投資と運用の違いはなにか。auカブコム証券ファンドアナリストの川上 雅人氏は、「運用」は銀行預金のようなもの、「投資」は投資体験ができる違いがあると説明する。

 「運用」は、溜まったポイントを預けるだけで運用会社が自動で運用するもの。ユーザーは預けるだけで運用益や運用損をポイントで受け取れる。

 一方、「投資」はポイントで投資信託を購入できる。引き出す際は、投資信託を売却し現金で引き出すことになる。ポイントで投資体験ができるが、利用にあたっては投資の基本知識やコロナ禍における株式市場の把握が必要になる。

投資初心者のための投資をはじめる3か条

 auカブコム証券の川上氏は、withコロナ時代にはじめる投資初心者に3つのポイントを挙げている。

 1つ目は、超低金利時代には株式を中心とした投資をしておくこと。日本や欧州に続いて、米国やカナダ、オーストラリアでもゼロ金利となっていることや、金利の低下に加え量的緩和によりお金は株式市場に流れていると指摘。

 さらに、先進国の超低金利の長期化予想で運用ニーズが、高まっている。

 2つ目はわかりやすいファンドや応援投資の選択肢をもつこと。川上氏は、低コストの「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」やバランスがいい「auスマート・プライム(高成長)」などのファンドを選ぶ。

 また、成長している発展国などに投資する「応援投資」の選択肢として、好成績なファンド「ベイリー・ギフォード インパクト投資ファンド」や、中国やインド、ベトナム、日本の株式に投資する「三井住友・アジア4大成長国オープン」を挙げている。

 3つ目は長期投資を狙うこと。現在、日本の年金基金は国内債券や外国債券、国内株式、外国株式に均等に投資している。コロナ禍において収益額が下落したが、2020年4月以降のパフォーマンスが回復し、収益率は2020年度の第2四半期で+11.6%となった。川上氏は、下落局面でも持ち続けることが肝要だと指摘している。

 なお、auカブコム証券では、投資初心者に向けて金融商品のポイントや役立つ情報を発信している。

ポイント投資・運用ユーザーの状況

 auフィナンシャルホールディングス森田氏によると、2019年4月開始の「ポイント運用」が順調にユーザー数が増加しているという。

 また、ユーザーの1回あたりの追加ポイント数は、80%が500ポイント未満となっており、少額投資が中心。また、ユーザーへのアンケートでは、ポイントがある程度溜まったタイミングでポイント運用に回す傾向が高いことがわかる。

 利用理由をユーザーに尋ねると、「ポイントを増やしたい」「手軽に始められる」「ゲーム感覚で楽しめる」との回答が多く、本格的な資産運用に取り掛かる前に利用を始める層が多い。

ヒロセマリ氏が語るポイント運用の魅力

 ポイントやマイルなどについて情報発信を行うヒロセマリ氏は、ポイント運用の魅力についてコメントした。

 「au PAY ポイント運用」をはじめたきっかけとして、「Ponta魅力再浮上」「ポイント運用サービスの増加」「簡単に始められる」ことを挙げている。

 また、Pontaポイントが一気に貯められるキャンペーンがあったこともきっかけの一つだという。

 ポイント運用の魅力として、ネットショッピングに使うように気軽にポイントを貯められる点や、投資信託銘柄の選択肢がちょうどいい点を挙げている。また、Pontaポイントで投資信託を購入すると、またPontaポイントがたまる点も魅力だとしている。

 ヒロセマリ氏は、「au PAY ポイント運用」に加えて、「au PAY×auじぶん銀行」や「auのiDeCo」によりさらに資産形成などでPontaポイントを貯めていきたいと今後のポイ活に意気込む姿勢をみせた。

すべての金融商材でPontaポイントを使える仕組みを広げる

 auフィナンシャルグループは、au PAYを中心にスマートマネー構想を推進している。

 auフィナンシャルホールディングス森田氏は、今後すべての金融商材でPontaポイントの積算と使用ができる仕組みを広げていくとし、ポイント投資などでためたポイントを使いやすいようにしていくとしている。