auじぶん銀行、行名変更1周年記念で合計12のキャンペーンを実施

左からモデルのJOY、代表取締役社長の臼井朋貴氏、女優の倉科カナ

　auじぶん銀行は、行名変更1周年を迎え、記念の発表会を実施した。また、1周年を記念した金利優遇キャンペーンなどあわせて11のキャンペーンを実施する。

銀行を連れて、生きていこう

　記念発表会には、auじぶん銀行代表取締役社長の臼井朋貴氏が登壇。ウィズコロナにおいて、ユーザーが非接触非対面での取引を望む声が高まっており、スマートフォンですべて完結するシステム設計を取り入れた同行のメリットを取り上げた。

　auフィナンシャルグループの金融決済取扱高は、2020年度目標で6.8兆円だが、上期の時点ですでに4兆円を超えており、年度内に8兆円突破に迫ろうとしている。同行においても、口座数が420万超、預金残高も12月に1兆8000万円を突破するなど順調に展開できているとした。

代表取締役社長の臼井朋貴氏

　同行では、ブランドメッセージを「銀行を連れて、生きていこう」に制定し、暮らし（住宅ローン）、資産形成、社会・環境（SDGs）、ユーザーの4つを重点的にとりくむ。

　住宅ローンに関しては、順調に規模を拡大できており、2020年度は前年比170％の5652億円の取引高を見込んでいる。

　臼井氏は、同行の住宅ローンが選ばれてる理由として、ガンと診断されると残高が50％になる「がん50％保障団信」や、月時返済保障など、万一の際の保障サービスを無料で付帯していることを挙げた。また、電気やauの携帯回線契約による金利優遇策を導入し、低金利で借りられるメリットも紹介した。

　次に、資産形成について、臼井氏は「日本は貯蓄割合が諸外国より多い」と指摘。

　日本の金融資産合計に占める割合は、米国や欧州と比べると現金預金資産が圧倒的に多い。いわゆる「眠っているお金が多い状態」となっている。

　20年間の金融資産の伸び率を比較すると、日本は20年間で資産価値が1.4倍となったが、米国は2.7倍、英国は2.3倍となっており、資産運用が盛んな国ほど金融資産をうまく育てていることがわかる。臼井氏曰く「早く投資を進めないとやばい」状況だという。

　同行では、分散投資と長期投資を推薦している。たとえば、100万円を資産運用した結果を、運用期間5年間と20年間で比較したところ、5年間では72～173万の価値となった一方、20年間運用した場合185～321万円となり、年率2～8％の投資収益率となる。

　臼井氏は、Pontaポイントで運用できる「auPAY ポイント運用」での投資体験や、投資信託を活用した少額投資などで、少しずつ初めてほしいと案内する。

　このほか、子供～大人にかけてさまざまな金融教育を実施するなどユーザー目線でのサービス改善をすすめている。

　会見の後半には、女優の倉科カナとモデルのJOYが登場。

モデルのJOY（左）と女優の倉科カナ（右）

　同行の取り組みに対して、「これまで銀行は給料振込みなどでしか使わないイメージだったが、銀行のイメージが変わった」（倉科カナ）、「今大変な時代で、お金の悩みを抱いている人が多い。安心させてくれる内容だったので、沢山の人を救うのでは。自分も妻と相談して始めてみよう」（JOY）とコメントした。

モバイルバッテリーが当たるキャンペーン

　auじぶん銀行は、「行名変更1周年感謝キャンペーン」を3月31日まで実施している。2021年夏に同行に開設される新支店の名前を解答し、正解した同行ユーザーから111人に「auじぶん銀行オリジナルモバイルバッテリー」を進呈する。

　クイズの解答は、同行のアプリで受け付ける。賞品は、4月下旬ごろに登録住所に発送する。

11の記念キャンペーン

　auじぶん銀行は、行名変更1周年を記念して、合計11のキャンペーンを実施する。

　スマートフォンアプリでは、アプリ内に隠された虹を探し、正解したユーザーから1000人に500円を進呈する。

　auカブコム証券では、初めての入金で5万円以上入金すると、既存キャンペーンとあわせて1万円進呈する。

　外貨預金では、合計預け入れ金額に応じて最大2万円を進呈するほか、金利優遇キャンペーンを実施する。

　そのほか、じぶん銀行FXやスマホデビット、じぶん銀行toto、カードローン、住宅ローンなどで現金やPontaポイントの進呈キャンペーンを実施する。

【訂正】
金融決済取扱高の数値は、auフィナンシャルホールディング全体の数値です。当該部分について、記載内容を変更しました。