ニュース

ドコモ、電話応対を無人化する「AI電話サービス」

 NTTドコモは、AIが電話に応答してくれる法人向けソリューション「AI電話サービス」の提供を開始した。

 AI電話サービスは、AIが顧客などからの電話に応対し、電話応対業務を自動化できるソリューション。ドコモのAI対話技術とアマゾン ウェブサービス(AWS)のサービスでクラウドコールセンターを構築できる「Amazon Connect」を組み合わせることで実現した。

 これに加えてRPA(Robotic Process Automation)ツールと連携することで、オペレーターのパソコン操作も自動化できる。

 店舗の予約・キャンセル対応や会社の代表電話などをAIで代行することによる生産性向上や新型コロナ禍における出社制限など、応対スタッフの減少に伴う自動応答の手段として活用できる。

 クラウドを利用するため、コールセンターを持たない自治体や小売店・飲食店でも導入でき、高齢者の見守りなどにも利用できる。

 利用料金は初期費用が100万円。これに加えて席数(最大同時接続数)に応じた月額料金(10万円~)が必要。また、ユーザーの利用用途に応じたシナリオ作成料が発生する。席数追加や有償サポートがオプションとして提供される。