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新チップ「Snapdragon 888」、ソニーモバイル岸田氏やNTTドコモ谷氏が登壇、シャープ小林氏のコメントも
OPPO、LG、モトローラなどがサポート表明
2020年12月2日 02:58
2日(日本時間)、クアルコムがスマートフォン向けチップセットの新製品「Snapdragon 888」を発表した。同日開催された発表会では、日本企業のキーパーソンも登場し、Snapdragon 888の登場を歓迎した。
ドコモの谷CTO
NTTドコモ常務執行役員兼最高技術責任者の谷 直樹氏は、同社が今春、日本で5Gサービスを開始し、9月にミリ波によるサービスを開始したことを紹介。2020年12月以降、5Gでのキャリアアグリゲーションを予定していることなど、これまで同社が明らかにしてきた5G関連の取り組みに触れた。
同社の5Gネットワークの進展は、「クアルコムとの長年にわたる協力と信頼関係によるもの」として、新たな世代のSnapdragon 888を搭載するデバイスが今後登場することに、さらなる期待感を示した。
【お詫びと訂正】
記事初出時、5Gでのキャリアアグリゲーションを来年としておりましたが、誤りです。お詫びして訂正いたします。
ソニーモバイル岸田社長
ソニーモバイルコミュニケーションズ代表取締役社長の岸田光哉氏は、同社のスマートフォンとクアルコムの密接な関わりを振りかえりつつ、ちょうど1年前に発表された「Snapdragon 865」を搭載したXperia 1 IIやXperia 5 IIはユーザーから高い評価を受けていると語る。
ハイエンドのSnapdragonが同社の製品には不可欠であり、ゲームなどの分野で、「コールオブデューティ」といったコンテンツとスマートフォンの連携を紹介。引き続き、クアルコムとの連携を密接に続けていく姿勢を示した。
シャープ小林氏
クアルコムの特設サイトには、さまざまなメーカーからのビデオレターも掲出されている。その一角に名を連ねるのが、シャープパーソナル通信事業部の小林 繁事業部長。本誌インタビューにもたびたび登場し「AQUOS」シリーズについて熱く語るキーパーソンだ。
小林氏は、今春のハイエンドモデルである「AQUOS R5G」がクアルコムとの協力関係で提供できたとした上で、新たに登場する「Snapdragon 888」がカメラやAI、ゲーミング、5G接続などでプレミアムなユーザー体験をもたらすと解説。シャープの掲げる「AIoT」というビジョンを実現する上で、重要な役割を担うとした。