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LINEアプリでオンライン診療できる「LINEドクター」提供へ――追加料金や導入料金は0円

 LINEヘルスケアは、11月よりオンライン診療サービス「LINEドクター」を提供する。クリニックの検索・予約から診察・決済まで、全てLINE上で完結できる。

 また、導入費用と月額費用が0円の医療機関向け「Basic Plan」の事前登録を10日より開始した。

 「LINEドクター」は、LINEのビデオ通話を利用して、医師の診察を受ける事ができるオンライン診療サービス。LINEアプリのみでクリニックの検索と予約、診察、決済までシームレスで行える。ユーザーは、オンライン診察に関する追加費用の負担なく、診察費のみで利用できる。

オンライン診療
利用シーン
クリニックの検索から診療、決済までシームレスに利用できる

 LINEヘルスケアでは、これまでLINEで直接医師に相談できる「健康相談サービス」を提供している。具体的に診察はできないが、病院に行く前の不安や自宅でのセルフケアなどについての相談を、専門医が24時間365日対応している。

 新型コロナウイルス感染症の流行においては、ダイヤモンド・プリンセス号における健康相談サービスの実施や厚生労働省との連携などの取り組みを行っている。

 コロナ禍において、対面での診療が難しい状況において、初診を含めたオンライン診療が時限的に解禁されている。同社ではユーザー側の導入ハードルを下げるとともに医療機関側の導入コストを抑えるべく「LINEドクター」のサービスを提供するという。

 ユーザー側は、普段から使い慣れているLINEを利用できるため、いざという場面でも利用しやすいとする。

 また、より多くのユーザーや医療機関に使ってもらうために、ユーザーにおいてはオンライン診療にかかる追加手数料を無償化、医療機関においては決済手数料を除く初期費用と月額手数料が無料となるプランを用意する。

 なお、同社では処方薬のデリバリーサービスの展開も検討している。デリバリーのインフラを持つ企業と連携し、ネットワークを構築した上での展開を目指している。