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KDDI、歩数・体重管理や受信相談ができるアプリ「ポケットヘルスケア」
2021年4月以降の商用提供目指す
2020年9月7日 19:12
KDDIは、AI技術などを活用した健康管理アプリ「ポケットヘルスケア」を開発した。
ポケットヘルスケアは、歩数・体重・脈拍などの健康データの管理機能に加えて健康診断・採血検査の結果データをもとに生活習慣病の発症リスク度を提示する「健康スコア」を算出できる。また、利用者が自覚症状を複数の質問に回答、適切な受診先を提示する「AI受診相談」、近隣の医療機関情報を提示する「医療機関検索」などの機能を備えている。
また、今後提供予定の機能として、パートナー企業と連携したオンライン診療やオンライン服薬指導などがある。
2020年11月下旬から東京都豊島区と共同で実施する「令和2年度 東京都次世代ウェルネスソリューションの構築事業」において活用する予定。同事業での利用実績を踏まえて2021年4月以降の商用提供を目指す。
新型コロナウイルスの影響により、外出自粛などの新しい生活様式の実行が求められ、感染拡大抑止に成果を挙げる一方、日常的な運動量の低下を招いており健康維持のための環境が悪化している。加えて、本来必要な病院の受診を控える動きから病院が経営不振に陥るという実態もあり、KDDIでは個人の暮らしに寄り添い、健康管理や適切な医療受診を提案する同アプリの提供に至ったと説明している。