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接触確認アプリ「COCOA」、ソースコードをGitHub上に公開

DL数は前日比10万件増

 厚生労働省は9月1日、新型コロナウイルス感染症対策の一環として提供するスマートフォンアプリ「COCOA」のソースコードをGitHub上に公開した。

 なお、公開されたソースコードは、現在公開中のバージョンである「1.1.2」と同一のものであるか、現在開発中のものであるかについては言及されていない。

 COCOAのベースとされているオープンソースプロジェクト「Covid19Radar」は、オープンソースライセンスであるMPLライセンスによって公開されているが、同ライセンスには改変内容の公開義務があり、COCOAがCovid19Radarをベースとしている場合は、これに基づいてCOCOA自身もソースコードを公開する必要があった。そのため、今回のソースコード公開はライセンス違反の解消が図られたとみられる。

COCOAのWebサイト上にソースコード公開に関する文面が追加されている
7月12日以降はドキュメントファイルが更新されたが、ソースコード自体に変更点はない

 アプリのダウンロード数は、9月1日17時時点で、約1577万件となり、前日から10万件増えた。また、陽性報告は533件となり、前日の517件から16件増えている。

接触確認アプリ COCOA ダウンロード件数
過去2週間の推移(編集部確認)
日時件数増加数
8月19日17時約1390万件13万件
8月20日17時約1405万件15万件
8月21日17時約1416万件11万件
8月22日
8月23日
8月24日17時約1464万件48万件(3日間計、1日平均約16万件)
8月25日17時約1479万件15万件
8月26日17時約1501万件22万件
8月27日17時約1518万件17万件
8月28日17時約1536万件18万件
8月29日
8月30日
8月31日17時約1567万件31万件(3日間計、1日平均約10万件)
9月1日17時約1577万件10万件