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IIJ、トヨタ北海道の生産ラインにIoTプラットフォームを導入

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、トヨタ自動車北海道の工場(北海道苫小牧市)に、生産ラインの稼動情報を可視化するIoTシステムを構築したことを発表した。

 今回IoTシステムが導入されたのは、小型車「ヤリス」が搭載するハイブリッド車向けの動力機構(トランスアクスル)の生産ライン。

 自動制御に利用するPLC(Programmable Logic Controller)やCNC(Computerized Numerical Control)など約370の設備に、閉域モバイルネットワークを活用したIoTシステム「IIJ IoTサービス」を導入し、稼働状態や消費電力に関するデータの収集、プライベートクラウドへの蓄積、分析環境や工場内設備へのリモートアクセスが可能になった。

システムのイメージ図

 今後は抜き取り検査による測定結果と設備の稼働状況による不良品発生や設備故障などの予兆検出、ネットワークの常時監視によるセキュリティ環境の最適化、工場内設備の相互接続が可能となるローカル5Gの導入を進めていく予定。