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クアルコムがエッジAIチップセット「QCS610/410」を発表、カメラデバイスなどでAI性能が50%向上

 米クアルコムは7日(アメリカ太平洋夏時間)、IoTデバイス向けの「Qualcomm Vision Intelligence Platform」における新チップセット「QCS610」「QCS410」を発表した。

 Qualcomm Vision Intelligence Platformは、エッジデバイス上でカメラ処理やAI推論を行うためのIoT向けプラットフォーム。カメラ処理ソフトウェアやAzure Machine LearningなどのAzureサービスを使用した開発に必要なソフトウェアなどもあわせて提供され、産業用および民生用の監視カメラやウェアラブルカメラ、360度VRカメラなどの開発に適している。

 QCS610およびQCS410にはCPUコアのほかGPU、DSP、AI Engineを搭載しており、AI推論性能は前世代から最大50%向上した。これまでハイエンドデバイスのみで可能だった高性能なAIや機械学習機能などのカメラ技術を、ミッドレンジのカメラデバイスで提供できるようになるという。上位製品となるQCS610では、4K解像度でのビデオキャプチャーに対応している。

 なお、QCS610およびQCS410のサンプルはすでに出荷されている。