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今度は「Google検索で恐竜のAR」、ジュラシック・ワールドから10種類の恐竜が登場

 Google(グーグル)検索の新機能として、「恐竜のAR」が実現した。30日夜から利用できるようになった。

 利用するには、スマートフォン(Android、iOS)のブラウザから恐竜の名称を検索するだけ。検索結果にある「3D表示」をタップすれば、カメラで捉えた現実空間に、3Dオブジェクトの恐竜が描かれる。そのまま回転したり、拡大したりできるほか、周囲の物と恐竜の大きさを比べることもできる。Androidであれば、足音や鳴き声も楽しめる。

 ARで表示できる恐竜は、ティラノサウルス、ヴェロキラプトル、トリケラトプス、スピノサウルス、ステゴサウルス、ブラキオサウルス、アンキロサウルス、ディロフォサウルス、プテラノドン、パラサウロロフス。日本語での検索でも利用できる。

 対応機種はAndroid 7以降で、ARCoreに対応するもの。iPhoneは、iOS 11以降で利用できる。Googleアプリ、あるいはChromeかSafariのGoogle.comから検索する。

ジュラシック・ワールドのゲーム技術を活用

 「恐竜のAR」は、Ludia社が制作するゲーム「ジュラシック・ワールド アライブ(Jurassic World Alive)」の技術が活用されている。その技術は、2018年に公開された動画で紹介されている。今回の制作にあたっては、文献や資料を研究し、古生物学者やジュラシック・ワールドの制作チームとも協力したという。

 そして課題になったのは「恐竜の大きさ」だ。2019年に実現した「動物のAR」では、すぐに実物大で表示していたが、恐竜の場合、何も工夫しなければ画面に収まりきらない。

 そこで導入されたのが「オートスケール(Auto Scale、自動縮尺)」だ。これは、同じ空間内において、スマートフォンと平面の距離を自動的に計算し、スマートフォンの画面に収まるよう恐竜のサイズを自動的に調整するというもの。小さく表示されたとしても「実物大で表示」をタップすると、実寸大の恐竜を目の当たりにできる。

 グーグルでは、録画オプションでAR動画を作ったり、映画「ジュラシック・ワールド」のシーンを再現したりするなど「遊び方は無限」と紹介し、SNSで #Google3D または #JurassicWorld のタグをつけて共有してほしい、と案内している