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iOS 14はプライバシー面でも強化、大まかな位置情報だけの送信やマイクの利用履歴を確認など
2020年6月24日 06:00
米アップルは6月23日2時(日本時間)、開発者向け会議「WWDC20」をオンラインで開催し、各プラットフォーム向けの新OS「iOS 14」「iPadOS 14」「watchOS 7」「tvOS 14」「macOS Big Sur」のアップデート内容や、MacのArmベースの独自プロセッサ「Apple Silicon」への移行を発表した。
iOS 14に関する全体的なレポートは、別途本誌記事でご紹介しているため、そちらをご参照いただきたい。(※関連記事)
本稿では、Appleデバイスでのプライバシー面の強化について、プレゼンテーションの内容とその概要をあらためて紹介する。
送信する位置情報は「正確な位置」か「大まかな位置」か選べるように
iOS 14では、アプリの使用中に送信する位置情報について、正確な位置情報を提供するか、地域程度の大まかな位置情報を提供するか選択できるようになる。
アプリが取得するデータの詳細はダウンロード前に確認できるように
全てのデバイスのApp Storeにおいて、アプリがどのデータを収集・送信するかについて、ダウンロードする前に視覚的に確認できるようになる。
また、アプリが収集したデータを他社のアプリと共有するクロスアプリトラッキング(追跡)を防止する機能については、Safari以外のiOSアプリケーションにも対応する。アプリがトラッキングを行う場合は、事前にユーザーの許可が必要となり、ユーザーを追跡するアプリを設定アプリ内で確認できるようになる。
Safariにおいては、ツールバーに「プライバシーレポート」を表示するボタンが追加される。プライバシーレポートでは、過去30日間にブロックした追跡型広告の一覧や、表示された広告のうち何パーセントが追跡型広告であったかを確認できるようになる。